トリニティマリッジ　愛されすぎた花嫁姫

22冊目の書籍、『トリニティマリッジ　愛されすぎた花嫁姫』です。
蜜猫文庫さんでは初めての出版になりました。はじめましてのご挨拶でいきなり複数プレイを書かせていただけるとは……！大好物です！
複数プレイは好みのわかれるジャンルだと思います。やっぱり恋愛は1対1がいい、という方の気持ちもよくわかる！と、同時に違うタイプのヒーローたちから求愛されまくるヒロインというのも好みなので、複数プレイを書くと最終的に「みんなで幸せになろ！」を書きたくなります。本作は、いろいろありつつハッピーエンドです。

ということで、メイン3人による恋愛模様をたいへん楽しく書かせていただきました。
策士サディアスは、名前からしてSっぽいですが実際けっこう腹黒ドSです。ちょっとおバカなわんこ系騎士のノエルと天然王女のクレアを、ふたりまとめてお仕置きする一面もあります。でも王女以外には冷たいサディアスですが、クレアのことはずっと大切に思ってきました。
一方、もうひとりのヒーロー、ノエル。こちらは脳筋一家に生まれた筋金入りの体力モンスター（顔はかわいい系）でして。サディアスからバカにされてもあまり気にせず、王女に一途にしっぽを振るわんこです。大型犬で金色の毛がふわふわした子ですが、だいたい待てができません。
そして、厄介な男ふたりに愛されすぎている王女クレア。ハッピーエンドではありますが、この先もクレアは寝室で苦労しそうだなと思います。体と心を鍛えて、立派な女王になってほしいものです。

いつもながらアオイ先生のイラストがかわいらしくて、キャララフをいただいたときから頬が緩んで仕方ありません。困り眉の女の子が大好きなので、クレアが困るほどにヒーローふたりの心境に近い気持ちで書いていたような気がします。

今回、挿絵のトリミングにミスがあったとのことで、書籍をご購入くださった方はよろしければ蜜猫文庫の公式サイトまで足を運んでくださいませ。正しい挿絵をご覧いただけます。アオイ先生のイラスト、どれもほんとうにかわいくてかっこよくてすばらしいのでぜひに

どうぞよろしくお願いします！